※本展示は終了しました。
※こちらからチラシをダウンロードできます(震災展A4(表).pdf 震災展A4(裏).pdf)
令和5年度企画展「SAITAMA-記録資料から震災を読み解く-」
今年は、大正12年(1923)におこった関東大震災から100年目にあたります。私たちが暮らす日本は、「地震列島」と呼ばれるほど多くの地震に見舞われ、被災と復興、そして更なる発展を繰り返してきました。現在、埼玉県にも複数の地震発生が想定されています。この被害想定は、過去の地震に関わる記録資料に基づいたものです。
本展覧会では、関東大震災100年という節目に際して、過去の地震災害と災害対策に関わる埼玉県の取組を、資料から再確認することを目的とします。現在の埼玉県に、江戸時代以降に被害をもたらした地震を概観するとともに、関東大震災の被害において埼玉県がどのような復興対策を取り、地域発展に向けてどのように取り組んできたのかを、当館収蔵資料から読み解いていきます。
1 会 期 令和5年11月1日(水曜日)から令和5年12月24日(日曜日)まで
2 開館時間 午前9時00分~午後5時00分
3 休 館 日 毎週月曜日
祝日 11月3日(金曜日・文化の日)、11月23日(木曜日・勤労感謝の日)
月末休館日 11月30日(木曜日)
4 会 場 県立文書館 1階 企画展示室
5 展示構成と見どころ ※一部の資料は、パネルでの展示となります。
1. 前 史
現在、埼玉県地域防災計画によると、過去の地震被害を踏まえ、今後発生しうる地震が想定されています(東京湾北部地震、茨城県南部地震、元禄型関東地震、関東平野北西縁断層帯地震、立川断層帯地震)。これら想定地震の検討材料となった、江戸時代以降に起こった主な地震(元禄地震、安政江戸地震、明治東京地震)について概観します。
(1)元禄地震(元禄16年)-元禄型関東地震-
(2)安政江戸地震(安政2年)-東京湾北部地震-
(3)明治東京地震(明治27年)-茨城県南部地震-
《主な資料》「赤尾村地震田畑改帳」(林家文書755)
「安政見聞誌」(小室文書2743~2745)
2. 発 生
大正12年(1923)9月1日11時58分、神奈川県西部を震源としたマグニチュード7の大地震、関東大震災が発生しました。埼玉県を含む5県で震度6を観測し、埼玉県も県東部を中心に大きな被害を受けます。
(1) 前 夜
(2) 発 生
(3) 被 害
《主な資料》「改正番地入 東京市全図(赤色面ハ大正12年9月1日大地震ニテ大火災地)」(青木家文書6961)
「東京及近県罹災地一般図( 関東戒厳参謀長ヨリ地図送付ノ件)」(埼玉県行政文書 大1420-4、県治部「雑款」)
3. 救 恤
地震発生後、埼玉県は大地震の被災地であるとともに、東京から逃れてきた被災者の受入先となりました。扶助と復興。その中で情報は錯綜し、社会は混乱します。発生の翌月、埼玉県知事が交替し、新知事の体制の下で災害対応が行われていきます。
(1) 情 報
(2) 扶 助
(3) 復 興
《主な資料》「書状[東京地方の地震にも善文様異状なく御避難遊ばされたる由大賀の至りに候ニ付]」(古沢家文書4346)
「書状[大災害御見舞]」(飯野家文書5476)
「大正13年度県費補助震災復旧工事請負契約書」(見沼代用水土地改良区文書356)
4. 防 災
関東大震災の被害を受け、新たな街づくりが行われます。また、災害を後世に伝え、再び悲劇を繰り返さないよう、防災の知識を蓄積しつつ、実施していきました。そのノウハウは、現代を生きる私たちに引き継がれています。
(1) 伝 承
(2) 都市計画
(3) 防 災
《主な資料》「震災状況ニ関スル件震災予防調査会へ回答」(埼玉県行政文書 大1420-10、県治部「雑款」)
「埼玉県地震被害想定調査報告書 平成26年3月」(行政刊行物 G18690)
【開館時間】
午前9時~午後5時
【休館日】
・月曜日(県民の日に当たるときは、その翌日)
・毎月末日(令和6年6.8.11月の末日は開館)
・祝日
・年末年始(12月29日~翌1月3日)
・特別整理期間(令和6年5月15日~24日、11月19日~28日)