埼玉県立文書館の使命(ミッション)

平成28 年10 月4 日

 

 埼玉県立文書館は、埼玉に関する歴史的・文化的に価値のある行政文書、古文書、地図などの記録資料を収集し整理を行い、県民共有の財産として保存に努めています。これらの記録資料の活用を図るために様々な事業を展開し、教育、学術及び文化の発展に寄与して参ります。さらに、県民の方々が埼玉の歴史に触れ、埼玉への理解を深めることができる記憶装置として、運営を進めます。具体的には、次に掲げる5つの基本方針に従って文書館運営に努めます。

 

○守る

 時代と社会、地域が急激に変化していく状況の中で、失われていく貴重な古文書や公文書、記録、地図などの記録資料を着実に収集・整理・保存します。

 

○伝える

 文書館は過去と現在の記録資料を残し未来へとつなぐ記憶装置です。この記録資料を次の世代の人たちが歴史を踏まえて将来を考えるために、修史事業(史料編さん)を行い長く後世に伝えます。

 

○知る

 収蔵資料情報をインターネットなどで公開し、検索できるよう利用拡充に積極的に取り組みます。利用者の知的好奇心を満足させるとともに、資料の持つ様々な情報を知っていただきながら関心をもってもらえるよう、職員は質の高いサービスと快適な空間を提供します。

 

○学び、つながる

 ボランティアを育成して生涯学習活動の場を提供するとともに、児童・生徒・学生・教員はもとより、自治体、研究機関・大学などと広く連携・協力することにより幅広い人的交流や組織力を文書館運営に生かします。

 

○楽しむ

 子どもたちに文書や地図の面白さを体感してもらうため、子供体験教室を実施します。また古文書解読講座をはじめとする各種講座や展示などを通じて、記録資料を見て・感じて興味を持ってもらう機会を広げます。さらに来館者の方に、快適な環境で利用していただけるよう施設管理に意を注ぎます。