企画展「熊谷の記録と文化」
開館50周年&リニューアル記念企画展
「熊谷の記録と文化 ―RWCの地を訪れる―」

 

 本展では、ラグビーワールドカップ2019日本大会の会場のひとつとして注目が集まる熊谷にスポットを当てます。熊谷は江戸時代には交通や用水の要所として、また、明治時代以降も埼玉県北部の中心として発展したという、豊かな歴史を持つ地域です。

 江戸時代、熊谷ラグビー場の北東に広がる中条・奈良地域周辺の村々は、村域を超えて広範囲にわたって密接に連携し、ときには対立しながらも治安の維持や用水の確保といった地域の課題に取り組んでいました。こうした活動の中心を担ったのが、「奇特者」として知られる下奈良村の吉田市右衛門をはじめとする優れた指導者たちです。彼らは周辺の村々と盛んに文書をやり取りし、記録として大切に保管していました。それらたくさんの古文書群が現代まで伝えられたことにより、かつての村や人々のつながりの様子を詳しくうかがい知ることができる貴重な地域となっています。

 本展示では、本年度新たに公開となった下奈良村青木家文書を中心に、中条・奈良周辺地域の家々に伝来してきた古文書から、ラグビーワールドカップの会場となったこの地域のかつての様子や、そこで生きた人々の姿を紹介します。

 

 1 主  催  埼玉県立文書館

 2 会  期   令和元年9月10日(火)~12月8日()

          →文書館カレンダー

          ☆期間中展示替えあり

            前期:9月10日~10月27日

            後期:10月29日~12月8日

 3 開館時間  9時00分~17時00分

 4 会  場  埼玉県立文書館 1階展示室

 5 観 覧 料  無料

 6 展示構成

 Ⅰ 地域の名主たちが残したもの      Ⅱ 水をめぐる共同と騒動の記録

        

        記録 一           奈良・玉井・大麻生堰組合絵図
     (吉田()家文書6)           (長嶋家文書2989

 

 Ⅲ 名主たちの交流と情報の収集      Ⅳ 地域の近代化を目指して

                     

       万書籍出入留         万頭山集福寺伽藍維持相続講議定書 
     (野中家文書1925)            (青木家文書171-3

 

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