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Ⅱ 戦後の終わりと復興への動き 1950-1954

写真:3枚 更新:2020/06/08 作成:2020/06/08 管理者
 終戦から5年、昭和25年(1950)に勃発した朝鮮戦争を契機としたいわゆる「朝鮮特需」により経済復興への兆しがみえてきた。苦しい生活を強いられながらも子供たちの笑顔に戦後の終わりを感じられるようになった。上下水道や道路などインフラ整備が進み、「国鉄復興五か年計画」により高崎線の電化が行われた。また、昭和28年(1953)から「昭和の大合併」が始まり、新たな市が続々誕生した。
高崎線電化試運転(129) 昭和27年(1952)3月20日 熊谷市 3月20日、運輸省は電気機関車で上野・高崎間の往復運転試験を行った。試験運転ではパンタグラフが破損し、上尾駅で修理したというハプニングもあったが、無事完走した。試乗参加者や駅員の中には、汽笛や排煙がなく走る電気機関車に違和感を持った者もいたという。