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Ⅴ 東京オリンピックと埼玉県 1958-1964

写真:3枚 更新:2020/06/08 作成:2020/06/08 管理者
 昭和39年(1964)10月10日、東京の国立競技場で第18回オリンピック競技会東京大会(東京オリンピック)が開幕した。埼玉県内でも戸田でボート、大宮でサッカー、所沢でクレー射撃、朝霞で射撃・近代五種のピストル・近代五種の乗馬の競技が行われた。国立競技場の聖火台は川口の鋳物で製造され、また、開幕前には中山道を通る聖火リレーを多くの県民が迎えた。
川口で製造された国立競技場の聖火台(466) 昭和33年(1958)3月7日 川口市 昭和33年(1958)3月竣工の旧国立競技場に設置されていた聖火台(炬火台)は、川口内燃機鋳造飯塚工場で、鋳物師の鈴木萬之助氏と3人の息子たちによって制作された。写真は急逝した父の遺志を継いで鋳造された聖火台。聖火台は、高さと最大直径がそれぞれ2.1m。この年開催された第3回アジア競技大会で初点火され、その後、東京オリンピックでも使用された。
熊谷市本町通りに入った聖火リレー(487) 昭和39年(1964)10月6日 熊谷市 熊谷市の本町通りを聖火リレーが通り抜けた時の様子。熊谷警察署の発表で7万5,000人という大勢の観衆がいたという。なかには、観衆が沿道にはみ出し、ランナーが蛇行して走る場所もあったという。
大宮公園サッカー場での試合風景(505) 昭和39年(1964)10月11日 大宮市(さいたま市大宮区) 大宮公園サッカー場で行われたメキシコ対ルーマニア戦の様子。天候に恵まれたこの日は、1万2,014人の入場者があったという。